2024年2月16日

『小太郎と龍の石』の人形劇を楽しみました。

 

  今回のお話は、「小太郎と龍の石」です。小さくて泣き虫の小太郎(こたろう)がお母さんの目の病気を治してあげたいと冒険の旅に出る物語です。山の上の仙人に会いに旅に出ます。仙人に会いに行く途中、小太郎は娘が病気で悩んでいる長者さんや村はずれの家のお乳が出なくて困っているお母さんや天に昇れない龍に出会います。旅を通して、たくましく成長していく小太郎の姿に子どもたちも目を丸くして見ていました。

 楽しみにしていたとらまる人形劇団の「小太郎と龍の石」のお話です。

 「お母さんの目の病気を治すために、仙人に会いに行くよ。」

 お母さんのお弁当を持って出発。

 お話が始まるとともに、子どもたちも小太郎の愛嬌のある動きに心をひきつけられ、楽しそうな笑い声が幾度もあがりました。子どもたちはまるで自分が小太郎になったような気持ちでお話の世界に入りこんでいるようでした。

長者さんと小太郎 「娘の病気が治りますように。」

「お乳が出なくてね~。」「僕が仙人にお乳の出る方法を聞いてきてあげるよ。

 

子どもたちも、小太郎になったつもりで旅を見守っています。

 

途中、熊はトラやパンダなどの動物が登場。山を登る小太郎に「ガオーと驚かせます。」そのおもしろさに大きな笑い声があがります。

この滝登れるかな?「頑張れー小太郎!」

 

龍の登場に一瞬、子どもたちもビックリ!!龍の願いは、天に上る事でした。

仙人の登場!

「この3つの知恵袋をあげよう。」

 

「ありがとう、仙人さん・・・でも、知恵袋は3つかぁ。どうしよう・・・・。」

 

1個目の知恵袋は、ナイフの登場「龍の頭の石を取るのじゃ・・」(仙人)

 

「この甘い桃を食べるとよい。この木を枯らすでないぞ・・・」(仙人)

 

 「この若者の顔を眺めるのじゃ。自然と元気がでてくるぞ・・・」(仙人)

 仙人に会って、3つの知恵袋をもらったのに、もう3つ使ってしまった小太郎。

そんな小太郎に、お母さんは、優しく声を掛けます。人のために優しくなれた小太郎の成長です。ところが、龍の頭の上についていた石が小太郎の風呂敷の中に入っていて、突然光りだします。そして、お母さんの目も見えるようになったのです。感動がいっぱいのラストシーンでした。

「よかったね。よかったね。」

 「小太郎、よく人のためにがまんした。」仙人からの、ご褒美で小太郎の願い事もかなうことができました。

『とらまる人形劇団の皆さん』ありがとう。心が豊かになりました。