2023年1月30日

心と命の教育活動

 いつもお世話になっているスクールサポーターの青井さんと、横田さん、守安さんの3名の方が、めろん組の子どもたちにお話をしに来てくださいました。

 今日は、よい子のあいことば『ももたろう』に合わせて、紙芝居やパネルを使って教えてもらいました。

 ★紙芝居『こわれた恐竜とポンくんの赤くなった手』

コンくんは作った恐竜をみんなに褒めてもらってとても嬉しそうです。
ポンくんはそれが気に入らなくてコンくんの恐竜に触り、壊してしまいました。
その様子を見たコンくんは、ポンくんに尋ねます。が、ポンくんは答えることができず、その様子に腹を立てたコンくんがポンくんの手を叩いてしまいました。
先生が、二人の気持ちを聞いてくれました。
自分の悪かったことを相手に謝ることができました。

 このお話の中では、理由があっても、物を壊したり友達を叩いたりすることはいけないことだと、教えてもらいました。子どもたちは、身近にある出来事に真剣に耳を傾けていました。

 ★紙芝居『握りしめたお菓子とお母さんの涙』

お菓子屋さんに行きました。このお菓子は、手の中に入るから、このまま持って帰っても丈夫かな。
いけないことだとは思いましたが、「見つかったら、あやまればいいや。」と軽い気持ちで、店の外に出ていきました。ばれなかった。
ばれなかったので、何度も何度もお金を払わずにお菓子を持って帰ります。だんだん悪いことだと思わなくなりました。
あるとき、とうとうお店の人に見つかりました。お巡りさんも来て尋ねられ、涙が出ました。
お巡りさんから連絡をもらい、お母さんもやってきました。お母さんも泣いています。

嘘をついていたこと、黙ってお店の物を持って帰ったこと。いけないことを反省しました。

 ★不審者対応避難訓練での、子どもたちとのあいことば『いかのおすし』についても確認しました。

 いろいろなシチュエーションの中で、実践してみました。みんな、ついて行ってはいけないことだとはわかっていますが、首を振るのが精一杯で、体も動かず、ことばも出てきませんでした。

「ゲームが出来なくて。教えて」
「かわいいね。写真撮らせて。」

 2人の様子を見て、”逃げる”こと、”助けを呼ぶ”ことを、もう一度意識してやってみました。

「お母さんが病院にいるの。一緒に行こう。」
「あそこに可愛い犬がいるから行こう。」

 意識して向き合った子どもは、急いでその場を逃げたり、「助けて~!!」と大声を出して助けを求めることができました。わかってはいても、声が出なかったり、体が動かなくなるんだなと改めて痛感しました。その場を逃げだす時にも、慌てて道路に飛び出したりしないことも教えてくださいました。今日は1時間ほどの時間でしたが、保育者からではなく、スクールサポーターの青井さんや地域の方々の協力をいただいて学べることはありがたいことだと思いました。