2023年9月26日
不審者対応避難訓練をしました!!(通報訓練)
今年度3度目の不審者対応避難訓練は、総社警察署と連携し実践と通報訓練を行いました。スクールサポーターの青井さんが、不審者役をしてくださいました。玄関のフェンスに怖い感じのおじさん、不審者が来ました。棒を手に持っています。園庭で遊びを楽しんでいた子どもたちは、不審者がいることに気がつきました。
「なあなあ、ちょっと話しよう。」と声をかけてきました。S君が慌てた様子で「いかのおすし!いかのおすし!」と何度も声に出しながら、担任の先生のもとに駆け寄りました。先生は子どもが安心できるように体に手を当て、子どものことを守りながらS君の話を聞いています。不審者から身を守るための合言葉。「いかのおすしを食べましょう。」子どもたちは合言葉を聞いて先生と一緒に園舎内に避難しました。
フェンスを乗り越え侵入した不審者も、子どもたちが部屋に避難した様子を見て、再びフェンスを乗り越えて玄関にやってきました。玄関先で職員が対応しています。そして「助けて~!!」と叫ぶ職員の声を耳にして、1人、2人、3人と職員が加わり、さすまたや、棒、スプレーなどを手にして不審者に立ち向かいました。職員室では、110番通報をしています。
不審者は棒や刃物(偽物)を振り回します。訓練とはいえ、緊張感や危機感が高まります。不審者を隅に追い詰めたところで、通報を受けた警察官が駆けつけてくれました。警察官の姿を確認すると職員にも安堵の表情が見られました。
警察官がクラスを回り、子どもたちが避難している様子を見てくださいました。小さな子どもたちは、先生の膝に座ったり抱いてもらったりと肌が触れ合っていることで安心しているようでした。いつもは賑やかですが、今、何か大変なことが起こっていることを感じとり、先生と一緒に静かに待っています。とても上手に避難できていることを褒めていただきました。
園長先生、スクールサポーターの青井さん、駐在所の洲脇さんが今日の様子について4・5歳児の子どもたちに話をしてくださいました。
訓練の時、どうやってみんなを守ってくれているのか、玄関で不審者と先生の様子を教えてくださいました。子どもたちは真剣に見て驚いていました。
「不審者ってどんな人?」と尋ねられ、子どもたちは、「黒い服を着ている人。」「サングラスをしている人。」と認識しているイメージを教えてくれました。それを聞いた青井さんは、「まずは、挨拶がきちんとできない人です。」と、挨拶が大切なことを教えてくださいました。そして総社のスローガンをみんなで見ました。
『いかのおすし』の振り返りをした後、実践してみました。子どもたちは、挨拶をしない人だとわかると、声をかけられた後で「助けて~!!」と助けを呼んだり、逃げ出すことができていました。
みんなでなかよく!『ももたろう』の合言葉も教えていただきました。年に1度の実践・通報訓練ですが職員は回を重ねても緊張します。不審者対応避難訓練は園内でも年に数回訓練を行っていて、危険を感じたら「おかのおすしを食べよう」の合言葉も子どもたちから声がでるようになっています。命を守るために大切なことを日々子どもに知らせていきながら、明日からも職員一丸になって子どもの安心・安全を守っていきたいと思います。