2023年12月14日

色んな素材が色んな物に・・・イメージ膨らむ、ばなな組1歳児

 最近子どもたちの遊びが少しずつ変化してきています。ブロックもお皿やカップに入れるとアイスクリームやジュースに変身。色んな素材を色んなものに見立てて遊ぶ事を楽しんでいます。

 カップに2つのお手玉を入れて、「これはいちごで、これはばなな。」と教えてくれたり、オレンジ色のお手玉を持っている子どもに「これなあに?」と尋ねると、「みかん。」と教えてくれ、皮をむいて食べさせてくれました。アイクリップもお皿に入れるとご飯になり、「食べさせて。」と保育者に甘えに来てくれたりしています。色のイメージも少しずつ出てきていて、白いのは「ご飯。」「白菜。」など子どもたちの知っている物に変身しています。同じ色を集めたり、違う色を組み合わせたりしながら子どもたちの想像はどんどん広がっています。

 牛乳パックの囲いを出すと、最初は「ヘビみたい。」と持って歩きまわっていた子どもたちですが、洗濯ばさみでくっつけたら大きくなることを伝えると、上手に洗濯ばさみでくっつけてみんなで入れるくらいの大きなお家が作れるようになってきています。お家の中にご飯を持って来たり、赤ちゃんを寝かせてあげたりと少しずつままごと遊びに変化してきて、お友達との関わりも増えてきています。

 友達が「ピンポーン。」とベルを鳴らすと、「どうぞ。」と招き入れてくれたり、友達が「入れて。」と言うと「いいよ。」と小さなお家に一緒に入ることを楽しんだりもしています。

 「せんせい、音楽かけて。」とリクエストがあり、発表会で使ったお話遊びの音楽をかけると曲に合わせて色々な動物になって遊んでいます。「次は、カエル!」「クマがいい。」など子どもたちのリクエスト続きます。曲が変わると、お面の入っているカゴから曲の動物のお面に早着替え!!「待って!!」「カエルがもうない!!」という声も時々聞こえてきますが、そこは違う動物でも大丈夫。我慢することも出来るようになってきたんですよ。

 赤ちゃんのお人形にご飯を食べさせてあげたり、添い寝をしてあげたり、抱っこしてお散歩に行ったりと日々色々な可愛い様子が見られます。

 保育者にご飯を食べさせてくれたり、お友達の真似っこをしてお家を作ってみたり、目の取れそうなお人形を見て「目が痛いの。」と教えてくれ、病院に行きお薬をもらって目薬をしてあげたりしています。お人形の布団の布は時にはお掃除の雑巾になり、友達が床を拭き始めるとお掃除が始まっていました。お家や保育園での日々の小さい様子を子どもたちってよく見ているんですよね。

 ビーズの玩具もお皿に入れると食べ物になり、「キラキラきれい。」と見た目を楽しんだり、ペットボトルに詰め込むことを楽しんだり、詰め込むと振っても音が鳴らないことに気付くと、出して量を減らしたり違うチェーンリングに変えたりしながら色々試しながら遊んでいます。また、子どもたち自身の手に付けるだけでなく、人形の手に付けてあげている子どももいました。これからも子どもたちと色々なイメージを共有しながら色んな遊びを楽しんでいこうと思います。