2023年6月20日
不審者対応避難訓練
1回目の訓練の時に、不審者とは何か。身を守るために決めた逃げるときの合言葉は何か・・・を学んだ子どもたちでしたが、今日はその実践訓練です。毎日暑い日が続いていますが、子どもたちは元気に思い思いの遊びを楽しんでいます。
今日は、不審者に扮した先生が、保育園の子どもたちに近づいてきました。
砂場で遊んでいた年長児が、その姿に気付きました。表情からは、「何か変だ!」「どうしよう…」と困惑した様子がうかがわれました。少し迷った様子でしたが、勇気を振り絞ったように先生を探しました。「なんか、真っ黒な人がいる。」と知らせを受けた先生は、「ほんとだね。いかのおすしをたべましょう。」の合言葉を園児に投げかけました。
それを聞きつけた他の先生も「いかのおすしをたべましょう。」と声をかけ、園児が室内に避難を始めました。靴を脱がずに部屋に入ることの約束も覚えていたようですが、今年度戸外から避難することが初めてのぶどう組さんの中には、数人靴を脱いで部屋に避難していました。
玄関では、園長先生が不審者に対応したり、後方には”さすまた”を手にした先生が待機したり、警察に連絡するために電話を手にしたりするなど、緊迫感のある訓練でした。
不審者が園を出ていったので、一呼吸おいて、園長先生が各部屋を見て回りました。息をひそめるように、先生と一緒に静かに待っていた子どもたちも、園長先生の顔を見てほっとした様子でした。小さいクラスの子どもたちは先生の輪の中に静かに座っていました。
園長先生からは、不審者を追い返したのでもう安全であることと、”さすまた”を使ってみんなを守っていることを教えてもらいました。
怖い人だな。おかしいなと感じたら、すぐに先生に知らせてくださいと再び、子どもたちと約束をしました。
訓練が終わり、園庭には元気な子どもの声が響きわたる日常が戻りました。